7月18日、「白山国際太鼓エクスタジア2021」を開催!

新年度が始まり、はや2週間あまり。今年は例年になく桜の開花が早く、体験学習館の外の桜もすでに散り、今はみずみずしい若葉が日に日に大きくなってきています。そうした自然界の前向きな風景とはうらはらに、新型コロナはいまだ拡大の一途。東京、兵庫、大阪などをはじめ、石川県もこのところ毎日新規の感染者が確認されている状況。幸い、各地でワクチン接種がスタートしたところであり、一日も早い収束を願うばかりです。

 そうした中、コロナの感染拡大により昨年はやむなく中止した「白山国際太鼓エクスタジア」について、実行委員会で協議のうえ、今年は開催することを決定!太鼓芸能が日本独自の文化として世界で認められるようになって52年。今年はその文化の端緒となった太鼓芸能集団鼓童と、鼓童から巣立って世界で初めての太鼓ソロ奏者となった林英哲さんをゲストにお迎えし、どうしても一度はエクスタジアの舞台に載せてみたかった両者の競演を実現することになりました。

今あらためて太鼓文化を振り返れば、1970年に佐渡島で「佐渡の國鬼太鼓座」が旗挙げ。その10年後、鬼太鼓座の解体とともに、英哲さんが名づけた「鼓童」が発足し、さらに英哲さんはソロ活動へ。そして私はといえば、時代を追って、鬼太鼓座、鼓童、英哲さんのそれぞれの海外公演にチューニングのために同行したこともたびたび。今年のエクスタジアのポスターを眺めながら、そんな52年の太鼓文化の歴史をかみしめている今日このごろです。